マイナンバーに関するニュースが入ってきました。
総務省がマイナンバーカードで本人確認できる利用者証明機能をスマホにダウンロードして使う実験で、これまで難しいと考えられていた「iphone」への対応が可能になる見通しだと発表しました。
これによって、将来的にはマイナンバーカードを持ち歩かなくてもスマホだけで本人確認ができるようになるとのことです。
利用方法
この機能を使うには、スマホでまずアプリを取得します。そして、読み取り機能付きのスマホかパソコンにつないだカードリーダーを使い、マイナンバーカードを読み取ります。
▼詳しくはこの記事に
メリット
マイナンバーカードを持ち歩かなくていいのは、非常にいいと思います。今では役所で手続きする際はマイナンバーカード+本人確認書類が必要です。
マイナンバーカードも導入されてからまだそんなに時期がたってないので、忘れてしまうことが多いんですよね。スマホなら常に持ち歩いているので、忘れてしまうということはなくなりそうです。
デメリット
スマホに個人情報を持たせるのは危険
デメリットはたくさんありますね。
まず、大事な個人情報をスマホで持ち歩いていいのか?ということが挙げられます。万が一落としたらどうするのか、スマホが乗っ取られたりしたらどうするのか、スマホに個人情報を持たせてしまうことで簡単に個人情報が盗まれるのではと感じます。
おそらくブロックチェーンなどの新しい技術を取り入れセキュリティ面は向上させると思いますが、危険なことに変わりはありません。
特にスマホを落としてしまった時が怖いですね。万が一誰かが届けてくれたとしてもそれはすでに、個人情報が盗まれたあとかもしれません。
より厳重な管理が求められるようになります。
スマホは小さな子供も持っている
いまは10年前と変わり、小さな子供でもスマホを持っている子もいますし、親のスマホを借りてゲームをしたりする子もよく見かけます。
子供は大人と比べたらそこまで知識もないですし、社会経験もありません。もしスマホのSNSやゲームを通じて悪い大人から「マイナンバー情報を教えてくれたら、このゲームの攻略方法を教えてあげるよ」という風に言われ、マイナンバー情報を渡してしまう可能性もありえます。
スマホってボタンやタッチひとつでデータを簡単に送信できるので、危険という認識が甘い人も多いのではと感じます。
特に子供はなおさら、そう考えると親は自分のスマホ子供のスマホと厳密に管理する必要が出てきますね。
そもそもマイナンバーっているのか
そもそも、マイナンバー自体必要なのかなと疑問に思います。いまだに役所の手続きや会社に番号を提出したぐらいで、手間が増えただけで便利だと感じたこと自体があまりありません。
今回のスマホで本人確認ができるのもそうですが、政府って安易に決めすぎじゃないのかなと思います。
本人確認にマイナンバーを新たに導入します
↓
マイナンバーカードの使い方わかりにくいし忘れる
↓
みたいな感じで短絡的な発想で作っている気がします。
導入時期の目安としては2019年みたいなので、これから今回挙げたような問題点をきちんと議論してもらい安全に使えるようにしてもらいたいです。
ちなみに
少し話は変わりますが、もし知らない人がいるなら。
マイナンバーを提示する機会ですが、主に役所などでの手続きと会社で提出を求められるときがほとんどだと思います。
それでマイナンバーを提示するときは、マイナンバーカードではなくても住民票の写しでも大丈夫です。
自分はマイナンバーカードはなくしやすいので、マイナンバーを提示する必要があるときのみに住民票の写しを持っていくようにしています。
住民票の写しなら紙自体も大きいので無くす可能性も少ないですね。
まとめ
今回のiphoneでマイナンバーの確認ができるですが、いまの状態なら個人的には使わないかなと思います。
マイナンバーを提示するだけなら、上でも書いたように住民票の写しでいけますからね。やはり、スマホに持たせるのは正直いって怖いです。
政府にはきちんと安全面を考慮して、絶対に個人情報を周りに漏らさないことを認識したうえで使えるようにしてほしいですね。
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